富山、牡丹スポット!

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先日、お造りの盛り合わせの画像を出したとき「ぼたん海老(トヤマ海老)」と記載しました。

と、言うわけで・・・・
「ぼたん海老」?「トヤマ海老」?どちらが正しいのか!


(。-_-。 )?(-。 -; ) ?(;゜0゜)?
おそらく皆さんが、召し上がられている「ぼたん海老」は、ほとんどが「ぼたん海老」ではない!
・・・と思います。
そして皆さんが一番に思い浮かぶ「ぼたん海老」の主産地といえば・・・・・・
(`◇´*)ノハイ、北海道!
(-。 -; )ブ ブー、間違いです。
なぜなら、北海道で「ぼたん海老」はほとんど捕れません!
今わかっている生息域の北限は、「太平洋・北海道南部海域」ですので、北海道のごく一部でしか捕れません。
中には、「北海道には「ぼたん海老」はいない。」とおっしゃる方も見えるくらいです。
(oyajiも、北海道産は見たことがありません)
そして皆さんの想像と少し違うかと思いますが南限は、「四国・土佐湾沖」・・・
三陸沖や駿河湾、紀州沖などの水深の深いところで捕獲されます。
注・現在、駿河湾は禁漁中?だったと思います。
(今現在は駿河湾の一部で漁を再開しております{H24・5・31追記})
oyajiのうそつき!北海道で地物の新鮮なやつ食べたゾー (#`Д´)ノ
( ̄□ ̄;)!!もしかして、ニセモノだったの!
ぶぶー!どちらも、間違いです(-。 -; )。
北海道のものは、本物だったと思います。
ちなみに、oyajiはうそつきではなく、ただの酔っ払いおやぢです。(*`д´)b
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じつは、北海道で捕獲されるもののほとんどが「トヤマ海老」です。
本当のぼたん海老は入荷量が、極端に少なく一般流通はしていないほどです。
しかし北海道では「トヤマ海老」を堂々と「ぼたん海老」と名乗っています!
今のところ、「偽装」としての摘発も受けていません!(*`д´)b・・・・なぜ?
北海道の「ぼたん海老(トヤマ海老)・漁」の歴史は意外と古く(甘エビより棲息域が浅い為、取りやすかった)、明治時代には、噴火湾で漁が始まり、昭和中期にはすでに、商業的な漁業が行われていました。
そのときに、現地の呼び名(方言みたいな物かと?)である「ぼたん海老」の名前でそのまま出荷したのが始まりでした。
そうです、この手の海老(「タラバエビ科」と言います)のなかで、最も早く商業漁業を始めていた為、今でも
「ぼたん海老」で、通っています。
しかも、この海老自体とても高価なため、わざわざ「偽装」してまで値段を釣り上げる必要もないため、そのままの名前が現在でも通用しているわけです。

これが、北海道で言う「ぼたん海老」です。
日本以外では、ロシアでも取れます。
これは、一番良く見かける「ぼたん海老」

これは、おもな産地がカナダになります。本当の名前は、「スポット・シュリンプ」とか「スポット・プローン」
と呼ばれます。
つまり、これこそがニセモノだと言えます。
目印は頭に「シマ模様(写真・青丸の部分)、そして尾に4つの点(これは、殻を剥いてしまうと解りません)」
これは、色々なお店でも良く見かけます。
これを「ぼたん海老」として売っているところも多く見かけます。
まあ、同じ「たらば海老」の仲間なんですけどね。┐(´ー`)┌
それじゃあ、本物のぼたん海老はどんなの?(*´・д・)
本物のぼたん海老の画像は、残念ながら我が家にも残っていません。
我が家では昨年、三陸より入荷した物が最後でした。
今後の東北地方の漁業が完全に再開されて、なおかつ捕れれば・・・と言うお話になります。
ただでさえ、ぼたん海老は種の伝達能力が低く、棲息域も少ない(トヤマ海老とは違い、日本の固有種)ため、
今回の震災で一つの漁場が無くなるかも知れない今、今後入荷するかは、まったくの未定です。
画像くらい残しておけばよかったのですが・・・(*´・д・)
その味わいは、トヤマ海老より甘く、スポットシュリンプの様な鼻に抜ける生臭みもない、とても美味な海老です。
(´ω`*)
私達は大切なものを、失くそうとしているのかも知れません。(´∩`。)
しかし
またいつか、ぼたん海老が入荷する日が来たらこのブログでも必ずお知らせしたいと思います。(o^-')b
その日には、「トヤマ」「ボタン」「スポット」の画像を並べてみます!

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